インターネットに潜む危険と対策方法[その3]
次々と新しい手口が生まれる
「インターネット詐欺」。
その内容と対策方法とは?
インターネット詐欺とは?
インターネットを利用した詐欺が多く発生しています。
覚えのない請求書が届く、ウェブサイト閲覧中に何かの操作をしたことをきっかけに、利用料を振り込むよう表示されるなどが代表例です。また最近では「フィッシング詐欺」も増えています。
架空請求
突然身に覚えのない請求メールが送られる場合があります。
メールには、例えば有料アダルト番組の代金を指定の銀行口座へ支払うように要求されており、「3~4日以内に払わない場合は、自宅に取り立てにいく、法外の延長料金を請求する」などと書かれています。これがいわゆる「架空請求」の手口です。
悪質業者がこれは全く根拠のない請求メールを無差別に送信しているのです。
また、最近では本物の請求書を送ってくる場合もあります。本物の請求書を無視されると、後に問題になることもございますので、心当たりの無い請求書などを受け取られた場合には、警察や消費者センターなどにご相談ください。
ワンクリック詐欺
この手口はウェブサイトを閲覧しただけで契約をしたことになり「利用料が発生した、今すぐ料金を振り込んでください」などと書かれています。
またIPアドレスから個人情報を特定した、プロバイダーに請求を送るなどの表記がある場合もあります。
フィッシング詐欺
実在する銀行やクレジットカード、ショッピングサイトなどを装った電子メールを送信し、これらのウェブサイトとそっくりな偽サイトに誘導して、重要な情報(ユーザーID、パスワード、クレジットカード情報)を盗み取ろうとするものです。
対策方法
インターネット詐欺の対策方法をご紹介します。
架空請求対策
身に覚えのない場合は支払う必要はありません。無視しましょう。
「支払わなければ家に取り立てに行く」などと書かれていても、料金を支払うことは絶対にやめましょう。一度支払ってしまうと二度目、三度目と請求がくる恐れがあります。
また、請求者に対してメールを送ったり、確認の電話をするのはやめましょう。電話番号が相手に知られてしまうと、次は電話で請求してくることも考えられます。
メールがしつこく送られてきたり、脅しや根拠のない悪質な取り立てを受けた場合や、身に覚えがあるものの自らの意思で購入手続きをしたものでない場合は、安易に支払いをされず一度専門の窓口相談をしてください。
ワンクリック詐欺対策
通常ウェブサイトをワンクリックしたことだけで、契約が成立することはありません。
ネット上での契約を成立させるためには、下記の内容を満たす必要があります。
- 事業者は購入前の画面でその契約が有料であること、またその契約に幾らの料金が必要かわかりやすく明示すること。
- 事業者は、申込みボタンを押した後に、「この契約内容で契約します。よろしいですか?」と有料契約を結ぶことの確認画面を設置し、契約に同意できない消費者のために、キャンセルできるようにすること。
- 上記条件を満たした上で、契約が成立したことをお知らせするメールなどを消費者に送信した時点で、契約が成立します。
今回お客様がご覧になったウェブサイトが、上記を満たしているか確認してください。
またワンクリック詐欺のウェブサイトで表示されているような、IPアドレスから個人を特定することは不可能です。
そのような業者からの開示請求にプロバイダーが応じる事はありません。
フィッシング詐欺対策
金融機関やオンラインショップが、メールで個人情報の入力を求めることは通常ありません。
個人情報の入力を求めるメールが来たら、情報を入力する前に必ず差出人となっている金融機関やオンラインショップに確認をとってください。
悪質な被害にあった場合は、警察に相談しましょう。
また、以下の窓口でも相談を受け付けています。
セキュリティサービスのご紹介
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