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2026.10.13
セキュリティ

Wi-Fiルータのセキュリティ対策とは?必要性や安全性を高める方法を解説

Wi-Fiルータは、回線機器と接続し、SSIDとパスワードを設定するだけでインターネットを利用できる場合が多いです。ただし、インターネットに接続できる状態だからといって、セキュリティ面でも十分に安全とは限りません。

安全性を高めるためには、暗号化方式やパスワード、ファームウェア、管理画面の設定などを適切に見直す必要があります。

Wi-Fiルータで安全にインターネットを利用するためにも、必要なセキュリティ対策や設定方法を確認しておきましょう。

Wi-Fiルータにセキュリティ対策が必要な理由

Wi-Fiルータと南京錠でセキュリティ対策を表したイメージ画像

Wi-Fiルータにセキュリティ対策が必要な理由

Wi-Fiルータは、パソコンやスマートフォン、家電など、さまざまな機器をインターネットにつなぐ役割を担っています。

多くの通信がWi-Fiルータを経由するため、セキュリティに問題があると、接続している機器やネットワーク全体に影響が及ぶ可能性があります。

安全な通信環境を維持するためにも、Wi-Fiルータのセキュリティ対策は重要です。以下では、具体的にどのようなリスクがあるのかを解説します。

第三者による不正アクセスを避けるため

Wi-Fiルータは、SSIDを周囲に公開し、パスワードなどで認証した端末を接続する仕組みです。

そのため、パスワードが第三者に知られると、不正にWi-Fiへ接続されるおそれがあります。Wi-Fiに接続した第三者に悪意がある場合、不正アクセスや設定の改ざんなどの被害につながる可能性があります。

ビジネスで利用しているWi-Fiであれば、サイバー攻撃を受けることで、情報漏えいや業務停止、信用低下などの大きな損失につながりかねません。

こうした被害を防ぐためにも、第三者による不正アクセスを許さない環境を整えることが重要です。

個人情報の悪用や詐欺などの被害を防ぐため

Wi-Fiルータが第三者に不正操作されると、通信先の設定を書き換えられ、利用者が意図しないWebサイトへ誘導されるおそれがあります。

たとえば、正規のWebサイトにアクセスしたつもりでも偽サイトへ誘導され、そこでIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力すると、個人情報を盗み取られる可能性があります。また、不正なサイトへの誘導をきっかけに、マルウェアへ感染するケースも考えられます。

こうした被害を防ぐためにも、Wi-Fiルータを第三者に不正操作されないよう、適切なセキュリティ対策を行うことが重要です。

Wi-Fiルータのセキュリティを高める7つの対策

Wi-Fiルータを守るセキュリティ対策のイメージ画像

Wi-Fiルータのセキュリティを高める7つの対策

Wi-Fiルータのセキュリティ対策は、一つの方法だけで十分とは限りません。パスワードの見直しや暗号化方式の変更、ファームウェアの更新など、複数の対策を組み合わせることで安全性を高められます。

ここでは、Wi-Fiルータで確認しておきたい7つのセキュリティ対策を紹介します。

WPA3またはWPA2(AES)を使用する

Wi-Fiでは、通信内容を第三者に読み取られにくくするために、通信を暗号化して送受信します。

Wi-Fiで利用される主なセキュリティ方式は、以下のとおりです。

セキュリティ方式 概要
WPA3 現在の新しい規格で、安全性が高い方式
WPA2(AES) WPA3に対応していない機器でも広く利用されている方式
WPA(AES) WPA2より古い規格で、現在は積極的な利用を推奨しにくい方式
WPA2(TKIP) 古い暗号化方式であるTKIPを使用するため、利用は避けたい方式
WPA(TKIP) WPAとTKIPを組み合わせた古い方式
WEP 非常に古く、安全性が低いため使用を避けるべき方式

Wi-Fiルータとスマートフォンやパソコンなどの接続端末は、双方が対応しているセキュリティ方式を使って通信します。たとえば、Wi-FiルータをWPA3に設定していても、接続する端末がWPA3に対応していなければ、基本的に接続できません。

利用する機器がWPA3に対応している場合は、より新しく安全性の高い「WPA3」を設定しましょう。一方、古いスマートフォンやパソコン、IoT機器などがWPA3に対応していない場合は「WPA2(AES)」を利用する方法があります。

現在使用しているセキュリティ方式は、Wi-Fiルータの管理画面から確認できます。具体的な項目名や操作方法はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーのサポートページも確認しましょう。

なお、設定を変更するとWi-Fi接続が一度切れ、スマートフォンやパソコンなどでSSIDを選び直して再接続が必要になる場合があります。

ファームウェアを最新の状態に保つ

Wi-Fiルータのファームウェアは、常に最新の状態に保つことが大切です。

ファームウェアに脆弱性が見つかると、メーカーはその問題を修正した新しいファームウェアを提供することがあります。更新プログラムを適用することで、既知の脆弱性を修正し、第三者からの不正アクセスやサイバー攻撃に悪用されるリスクを抑えられるためです。

ファームウェアは、Wi-Fiルータの管理画面から更新できるほか、自動更新機能に対応している機種もあります。自動更新を有効にしておけば、新しいファームウェアが提供された際に更新し忘れるリスクを減らせます。

なお、古いWi-Fiルータでは、メーカーによるファームウェアの提供やサポートが終了している場合があります。長期間使用している場合は、更新プログラムが提供されているかを確認し、サポートが終了している場合は買い替えも検討しましょう。

Wi-Fiのパスワードを推測されにくいものにする

Wi-Fiのパスワードは、初期設定されているものから任意の文字列へ変更できます。

ただし、変更する場合は、名前や誕生日、同じ文字の繰り返しなど、規則性のあるパスワードは避けましょう。第三者に推測されやすく、不正にWi-Fiへ接続されるおそれがあるためです。

パスワードを設定する際は、英字・数字・記号などを組み合わせ、十分な長さを確保することが大切です。また、ほかのサービスで使用しているパスワードの使い回しも避けましょう。

なお、近年のWi-Fiルータでは、初期状態から複雑なパスワードが設定されている機種もあります。現在のパスワードが十分に複雑な場合は、必ずしも変更する必要はありません。

Wi-Fiルータの管理画面のパスワードを変更する

Wi-Fiルータには、Wi-Fiへ接続するためのパスワードとは別に、設定を変更するための管理画面用パスワードがあります。

機種によっては、初期設定のユーザーIDやパスワードが共通の値になっていたり、その情報が取扱説明書やメーカーのWebサイトで公開されていたりする場合があります。

初期設定のまま使用すると、第三者に管理画面へログインされ、SSIDやパスワード、通信に関する設定などを書き換えられるおそれがあります。

管理画面の初期パスワードが共通の値に設定されている場合は、第三者に推測されにくいパスワードへ変更しておきましょう。

SSIDに個人情報を含めない

SSIDとは、Wi-Fiのネットワーク名のことです。スマートフォンやパソコンでWi-Fiへ接続する際に表示される名称で、Wi-Fiルータごとに初期設定されています。

SSIDは、Wi-Fiルータの管理画面から任意の名称へ変更できます。ただし、変更する場合は、パスワードと同様に自分や家族の名前、住所、部屋番号、会社名など、個人や利用場所を特定できる情報を含めないようにしましょう。

SSIDは周囲の端末から確認できるため、個人情報を含めると、第三者に利用者や設置場所を推測される可能性があります。識別しやすさを意識しつつ、個人情報とは関係のない名称を設定することが大切です。

来客用にはゲストWi-Fiを利用する

自宅やオフィスに来客があり、Wi-Fiを利用してもらう場合は、普段使用しているネットワークとは分けてゲストWi-Fiを利用する方法があります。

ゲストWi-Fiとは、来客者向けに用意する専用のWi-Fiネットワークです。

普段使っているWi-Fiのパスワードをそのまま共有すると、来客者の端末が自宅や社内のネットワークへ接続することになります。ゲストWi-Fiを利用すれば、来客者用のネットワークを分けられるため、パソコンやプリンタ、NASなど、普段利用している機器へのアクセスを制限しやすくなります。

ただし、すべてのWi-FiルータがゲストWi-Fi機能に対応しているわけではありません。機種によっては、ゲスト用のSSIDを作成できない場合もあります。

来客者にWi-Fiを提供する場合は、使用しているWi-FiルータがゲストWi-Fi機能に対応しているか確認しましょう。

対応している場合は、通常利用するネットワークと分けて利用することで、安全性を高めやすくなります。

不審な接続機器がないか定期的に確認する

Wi-Fiルータには、現在ネットワークに接続している端末を確認できる機能が搭載されている場合があります。スマートフォンやパソコン、テレビ、IoT機器など、接続中の機器を一覧で確認できます。

定期的に接続機器を確認し、自分や家族、社内で使用しているもの以外の端末が接続されていないかチェックしましょう。不審な端末が接続されている場合は、第三者にWi-Fiを不正利用されている可能性があります。

心当たりのない機器を見つけた場合は、Wi-Fiのパスワードを変更したうえで、接続中の端末を再確認すると安心です。機種によっては、特定の端末を接続から除外したり、接続を制限したりできる場合もあります。

Wi-Fiルータのセキュリティに関するよくある質問

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Wi-Fiルータのセキュリティに関するよくある質問

Wi-Fiルータのセキュリティについては、設定方法や暗号化方式、買い替え時期など、さまざまな疑問があります。

ここでは、Wi-Fiルータのセキュリティに関するよくある質問を紹介します。

「安全性の低いセキュリティ」と表示されたらどうすればいい?

スマートフォンやパソコンでWi-Fiに接続した際に「安全性の低いセキュリティ」などの警告が表示された場合は、Wi-FiルータでWEPやWPA、TKIPなどの古いセキュリティ方式が設定されている可能性があります。

まずは、Wi-Fiルータの管理画面から現在のセキュリティ方式を確認しましょう。対応している場合は「WPA3」、WPA3を利用できない場合は「WPA2(AES)」への変更を検討します。

設定を変更すると、スマートフォンやパソコンなどでWi-Fiへの再接続が必要になる場合があります。変更方法はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーのサポートページを確認しながら設定しましょう。

Wi-Fiルータのセキュリティ対策だけでウイルス感染を防げる?

Wi-Fiルータのセキュリティ対策だけで、ウイルスやマルウェアへの感染を完全に防ぐことはできません。

Wi-Fiルータの対策は、不正アクセスや通信経路の悪用防止に効果的です。一方で、不審なWebサイトの閲覧やメールの添付ファイル、アプリのインストールなど、端末側の操作をきっかけとする感染は、Wi-Fiルータの対策で防ぐことが難しいためです。

そのため、Wi-Fiルータの設定を見直すだけでなく、パソコンやスマートフォンのOSやアプリを最新の状態に保ち、不審なリンクやファイルを開かないことも大切です。

Wi-Fiルータと接続端末の両方で対策を行うことで、より安全なインターネット環境を整えられます。

Wi-Fiルータは何年で買い替えるべき?

Wi-Fiルータの買い替え時期に明確な決まりはありませんが、5年程度をひとつの目安として考える方法があります。

5年ほど使用すると、機種によってはメーカーによるファームウェアの提供やサポートが終了している可能性があるためです。サポートが終了すると、新たな脆弱性が見つかっても修正プログラムが提供されず、安全性を維持しにくくなる場合があります。

そのため、購入から5年程度経過したら、使用しているWi-Fiルータのサポート状況やファームウェアの提供状況を一度確認するとよいでしょう。

また、新しいWi-Fiルータへ買い替えることで、通信速度や安全性の向上も期待できます。

新しい機種では、Wi-Fi 6やWi-Fi 7などの新しい通信規格に対応しているほか、WPA3などの新しいセキュリティ方式を利用できる場合があります。スマートフォンやパソコンなどの接続端末も対応していれば、より高速で安定した通信を利用しやすくなります。

そのため、購入から年数が経過している場合は、セキュリティ面だけでなく、通信速度や安定性も含めて買い替えを検討するとよいでしょう。

安全なインターネット環境を整えるならAsahiNet 光

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安全なインターネット環境を整えるならAsahiNet 光

AsahiNet 光は、NTT東日本/西日本の光回線とASAHIネットのプロバイダサービスをまとめて利用できる光コラボレーションサービスです。光回線とプロバイダの契約を一本化でき、最大通信速度1Gbpsと10Gbpsの2コースから利用環境に合わせて選択できます。

また、標準でIPv6接続機能にも対応しており、対応するWi-Fiルータや利用環境を整えることで、快適なインターネット通信を利用できます。

ASAHIネットでは、インターネットを安全に利用するための取り組みも行っています。迷惑メールの送信に悪用される通信を制限する「25番ポートブロック」や、特定のサーバや通信端末が不正利用されることを防ぐ「IP53B」などを実施しています。

さらに、端末をウイルスなどの脅威から守る「マカフィー® マルチアクセス」や、メールのウイルスを検出・駆除する「おまかせウイルスチェック」、個人情報の流出を監視する「ノートン™ ID アドバイザー」などの有料オプションも提供しています。

Wi-Fiルータのセキュリティ対策とあわせて、通信環境全体の安全性も意識したい方は、AsahiNet 光を検討してみてはいかがでしょうか。

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