インターネットに潜む危険と対策方法[その5]
あなたのパソコンも狙われている!
不正侵入の被害と対策方法
不正侵入の被害について
不正侵入とは?
何者かがパソコンのソフトウェアの欠陥(セキュリティホール)を探りあて侵入することを「不正侵入」といいます。 セキュリティの低いコンピューターは常に狙われています。
不正侵入者は、
- パソコンに保存されているファイルや個人情報を盗み出す(個人情報漏洩)
- ウイルスや迷惑メール送信の「踏み台」にする
などの悪事を働き、結果としてあなたに次のような被害を与えます。
被害例:獲得した情報を利用して不正に使用
ユーザIDやパスワード、さらにクレジットカード番号などの個人情報を盗み出します。またメール内容を閲覧され、重要な情報を盗み出します。
盗み出した情報を利用して、ショッピングや有料サービスを購入し勝手に買い物をされてしまうという金銭的な被害を受けるケースもあります。
被害例:踏み台にされ、利用される
踏み台とは、侵入したパソコンを通じてさらに別のパソコンへ不正侵入をしたり、迷惑メール配信などを行うことです。
あなたのパソコンが踏み台にされると、あなたは何もしていなくても勝手に他のパソコンを攻撃し、「加害者」となってしまう場合があります。
また場合によってはプロバイダから接続停止などの制限を受けてしまうこともあります。
なお、ASAHIネットではお客様のサーバや通信端末の踏み台にされないようにIP53B(Inbound Port 53 Blocking)を実施しています。
SNSサイト等への不正侵入
最近では、コンピュータのみならず、FacebookやX(旧Twitter)、LINE等のようなSNSのアカウント、ショッピングサイト等に他人が侵入するケースも出てきています。『乗っ取り』とも呼ばれることがありますが、アカウントの乗っ取り被害は年々増加しており、その被害は悪質な手口のものがあります。
対策方法
不正侵入を防止・抑止する方法をご紹介します。
セキュリティ対策ソフトの導入
外部からお客様のパソコンに不正侵入されることがあると、個人情報が盗み出されたり、ウイルスを仕掛けられたり、ほかのパソコンの攻撃に使われたりするかもしれません。
不正侵入の防止には、ファイアウォールの導入をおすすめいたします。 ファイアウォールは、パソコンとインターネット間の出入り口を監視し、許可した通信以外はシャットアウトする機能やソフトウェアの事です。
無線LANにセキュリティ設定を行う
無線LANをセキュリティの設定なしで利用されている場合、知らないうちに第三者に無線LANに接続され、LAN内への不正アクセスが行われたり、インターネット上の不正行為の踏み台にされてしまうことがあります。
無線LANをご利用の場合は必ずなんらかのセキュリティ設定を行い、第三者に利用されることがないようご注意ください。
ご不明な場合は、無線LAN提供メーカーへお問い合わせ下さい。
パスワードの安全管理
パスワードを他人に教えないことは当然ですが、利用するサイト毎に異なるパスワードを設定することも大切です。 またパスワードは定期的に変更しましょう。
また、万一、スマートフォンの紛失や盗難に合った場合に、簡単に端末内部にアクセスができないようにするためにパスワードを設定しましょう。
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