テザリングのデータ通信量はどれくらい?利用シーン別の目安と節約方法
テザリングとは、スマートフォンなどのモバイル通信端末をルータ代わりにして、パソコンやタブレット、ゲーム機などの機器をインターネットへ接続する機能です。
カフェや出張先、移動中などでインターネット環境を確保したい場合に便利です。最近では、通信キャリア各社からデータ容量が実質無制限で利用できるプランも提供されているため、テザリングを利用しやすい環境が整っています。
一方で、データ容量に上限があるプランを契約している場合は注意が必要です。
パソコンは、スマートフォンよりも大容量ファイルの送受信などを行う機会が多く、データ通信量が増えることがあります。また、テザリングで複数の機器を同時に接続すると、それぞれが積み重なり、使い方によっては契約しているデータ容量の上限に早く達してしまうこともあります。
テザリングを利用する際は、利用シーンに応じてどのくらいのデータ通信量が必要になるのかを把握しておくことが大切です。
ここでは、利用シーン別のデータ通信量の目安や節約する方法について詳しく解説します。
【利用シーン別】テザリングで消費するデータ通信量の目安
テザリングでインターネットに接続する場合、Webサイトの閲覧や動画視聴、Web会議など、使い方によって必要なデータ通信量が異なります。
以下は、インターネットの主な利用シーンとテザリングで使用するデータ通信量の目安です。
| 利用シーン | データ通信量の目安 |
|---|---|
| Webサイトの閲覧 | 約0.3MB/ページ |
| メールの送受信(テキストのみ) | 約5~10KB/通 |
| メールの送受信(画像添付あり) | 約3~10MB/通 |
| SNS(動画・画像閲覧) | 約500MB~1GB/時間 |
| Web会議(音声のみ) | 約5~10MB/時間 |
| Web会議(ビデオ通話) | 約1~1.5GB/時間 |
| オンラインゲーム | 約40~300MB/時間 |
| 動画視聴(480p) | 約0.44GB/時間 |
| 動画視聴(720p) | 約1.1GB/時間 |
| 動画視聴(1080p) | 約2.2GB/時間 |
| 動画視聴(4K) | 約8.8GB/時間 |
スマートフォンでインターネットを利用する場合よりも、テザリングで接続したパソコンからインターネットを利用する方が、データ通信量が増える傾向があります。
そのため、スマートフォンを利用している感覚でテザリングを使っていると、想定よりも早くデータ容量の上限に達することがあります。
契約しているデータ容量を使い切ると、通信制限がかかりインターネットの利用に支障が出る可能性があります。適切な範囲内でテザリングを利用するためにも、利用シーンごとにどの程度のデータ通信量が必要になるのか確認しておきましょう。
Webサイトの閲覧やメールの送受信
Webサイトの閲覧やメールの送受信は、テザリングの利用シーンの中でもデータ通信量が少ない用途です。
一般的なWebサイトの閲覧では1ページあたり約0.3MB、テキストのみのメールであれば1通あたり約5~10KBしかデータ通信量を消費しません。画像が添付されたメールでも、1通あたり約3~10MBが目安です。
スマートフォンでニュースサイトを閲覧したり、メールを確認したりする程度であれば、データ通信量を過度に心配する必要はありません。
ただし、テザリングでパソコンからWebサイトを閲覧する場合は注意が必要です。
Webサイトによっては、スマートフォン向けとパソコン向けで表示内容が異なり、パソコン向けのページでは高解像度の画像や多くのコンテンツが表示されることがあります。そのため、スマートフォンで閲覧する場合よりもデータ通信量が多くなるケースがあります。
Web会議への参加
Web会議は、テザリングの利用シーンの中でもデータ通信量が多くなる用途です。
音声のみで参加する場合のデータ通信量は、1時間あたり約30〜50MB前後です。一方、カメラをオンにするとデータ通信量は大きく増え、1時間あたりの目安は約1~1.5GBになります。
スマートフォンアプリから参加する場合は、画面サイズや通信環境に応じて画質が調整されることが多く、データ通信量を抑えやすい傾向があります。
一方、テザリングでパソコンから参加する場合は、高画質で映像を表示したり、画面共有や資料共有を行ったりする機会が多いため、結果としてデータ通信量が増える場合があります。
オンラインゲームで遊ぶ
オンラインゲームのデータ通信量は、プレイするゲームや遊び方によって異なりますが、1時間あたり約40~300MBが目安です。
同じタイトルのスマートフォン向けとパソコン向けを比較しても、プレイ中のデータ通信量に大きな差はない場合が多いです。しかし、パソコンではゲームランチャーの更新や大型アップデートなどがバックグラウンドで実行されることもあるため、結果としてデータ通信量が多くなりやすい傾向があります。
そのため、スマートフォンでゲームをプレイしているときと同じ感覚でテザリングを利用すると、想定よりも早くデータ容量を消費してしまうことがあります。
また、オンラインゲームでは、データ通信量に加えて通信の安定性も重要です。テザリングは利用場所や時間帯によって通信速度や遅延が変動することがあるため、対戦ゲームなどではプレイに影響が出る場合があります。
動画の視聴
動画視聴は、テザリングの利用シーンの中でも特にデータ通信量が多くなりやすい用途です。データ通信量に大きく関わるのが、画質です。
例えば、1時間あたりの目安は、480pで約0.44GB、720pで約1.1GB、1080pで約2.2GB、4Kでは約8.8GBです。同じ時間の視聴であれば、画質が高くなるほどデータ通信量は増加します。
スマートフォンでは画面サイズが小さいため標準画質で視聴することも少なくありませんが、テザリングでパソコンから視聴する場合は、大画面を活かして720pや1080pなどの高画質を選択するケースが多くなります。
そのため、スマートフォンで視聴しているときと同じ感覚で利用すると、想定以上にデータ容量を消費してしまうことがあります。
特に、映画やドラマを続けて視聴すると、短時間でも多くのデータ通信量が必要になります。データ容量に上限があるプランでは、通信制限がかかりやすいため注意しましょう。
テザリング運用に必要なデータ容量の目安
テザリングに必要なデータ容量は、利用するサービスだけでなく、利用する頻度によっても大きく異なります。
外出先でメールを確認する程度であれば少ないデータ容量でも十分ですが、テレワークで毎日利用したり、自宅回線の代わりに動画視聴やオンラインゲームを楽しんだりする場合は、より多くのデータ容量が必要です。
ここでは、利用スタイルごとに必要なデータ容量の目安を紹介します。
外出先でたまに利用
外出先で一時的にパソコンやタブレットをインターネットへ接続する程度であれば、月間10~30GB程度が一つの目安です。
例えば、Webサイトの閲覧やメールの送受信、資料の確認、チャットツールの利用などが中心であれば、必要なデータ容量はそれほど多くありません。カフェや出張先などで必要なときだけテザリングを利用する使い方なら、データ通信量を大きく消費することは少ないでしょう。
ただし、外出先で長時間のWeb会議や動画視聴を頻繁に行う場合は、想定よりもデータ通信量が増えることがあります。データ容量に上限があるプランを利用している場合は、残量を定期的に確認しながら利用することをおすすめします。
テレワーク中心で利用
テレワークで毎日テザリングを利用する場合は、月間50~100GBを目安に考えておくと安心です。
特に、Web会議への参加が多い場合は、1時間あたり1~1.5GB程度になるため、月間のデータ通信量も大きく増えます。クラウドストレージとのファイル同期や大容量ファイルの送受信を頻繁に行う場合も、データ通信量が増えやすくなります。
また、テレワークを快適に行うには、データ容量だけでなく通信の安定性も重要です。Web会議が多い方や、毎日のように長時間利用する方は、大容量プランやホームルータ、モバイルルータの利用も検討するとよいでしょう。
自宅回線の代わりに利用
テザリングを自宅のインターネット回線代わりに利用する場合は、月間100GB以上、利用状況によっては200GBを超えるデータ容量があると安心です。
例えば、家族で動画を視聴したり、オンラインゲームをプレイしたり、複数台のパソコンやスマートフォンを接続したりすると、データ通信量は急激に増加します。4K動画を長時間視聴する家庭では、数日で数十GBを消費するケースもあります。
そのため、データ容量に上限があるスマートフォンのテザリングだけで自宅回線をまかなうのは、負担が大きくなる場合があります。
また、常時テザリングを利用するとスマートフォンの発熱やバッテリー劣化につながりやすく、長期的な運用には向きません。
自宅で長期間インターネットを利用するのであれば、光回線などの固定回線がおすすめです。ただし、回線工事ができない場合や引越し先ですぐにインターネットを使いたい場合は、ホームルータやモバイルルータを検討するとよいでしょう。
テザリングのデータ通信量を節約する4つの方法
テザリングは便利な機能ですが、使い方によっては短期間で多くのデータ容量を消費することがあります。
データ容量に上限があるプランを利用している場合は、データ通信量を節約する方法を知っておくことで、通信制限を避けやすくなります。
ここでは、テザリング利用時に実践しやすいデータ通信量の節約方法を4つ紹介します。
動画の画質設定を見直す
テザリングで動画を視聴する場合は、画質設定を見直すことでデータ通信量を大幅に節約できます。
例えば、YouTubeの動画を2時間視聴する場合、画質を1080pから720pに変更すると、データ通信量の目安は約4.4GBから約2.2GBとなり、約2.2GB節約できます。
720pでもパソコンの画面で十分見やすい画質で視聴できるため、画質と通信量のバランスを重視したい場合におすすめです。
多くの動画配信サービスでは、再生時の画質を変更できるため、テザリング利用時は画質設定を確認しておくことをおすすめします。
パソコンの自動更新を停止する
パソコンの自動更新を有効にしていると、気付かないうちにOSやソフトウェアの更新が始まり、多くのデータ通信量を消費することがあります。
特に、WindowsやmacOSのアップデートは数GB以上になることもあり、テザリング利用中に自動でダウンロードされると、契約中のデータ容量を大きく消費してしまう可能性があります。
テザリングを利用する際は、自動更新の一時的な停止や、Wi-Fi接続時のみ更新するように設定するのがおすすめです。
なお、OSやソフトウェアを長期間更新しないと、セキュリティ上のリスクが高まる可能性があります。更新を停止した場合は、自宅のWi-Fiなどデータ通信量を気にしなくてよい環境で、忘れずにアップデートを行いましょう。
クラウドストレージの同期設定を確認する
クラウドストレージを利用している場合は、同期設定を確認しておきましょう。
例えば、Google DriveやiCloud、OneDriveなどのクラウドストレージは、ファイルを自動でアップロード・ダウンロードする機能があります。
テザリング利用中に同期が始まると、大容量の写真や動画、資料などが送受信され、一度に多くのデータ通信量を消費することがあります。
テザリングを利用する際は、自動同期を一時停止したり、必要なフォルダだけ同期するよう設定したりすると、データ通信量を抑えられます。
フリーWi-Fiを活用する
テザリングのデータ通信量を節約したい場合は、フリーWi-Fiを活用するのも有効な方法です。
カフェやコンビニ、駅、商業施設などでは、無料で利用できるWi-Fiが提供されていることがあります。大容量のファイルをダウンロードしたり、OSやアプリを更新したりする際は、フリーWi-Fiを利用することでスマートフォンのデータ通信量を節約できます。
ただし、フリーWi-Fiは誰でも利用できるものが多く、通信内容を盗み見られるなどのセキュリティリスクがあります。そのため、インターネットバンキングやネットショッピングなど、個人情報やクレジットカード情報を入力する用途での利用は避けたほうが安心です。
安全に利用するためにも、提供元が明確なフリーWi-Fiを利用し、不審なネットワークには接続しないよう注意しましょう。
テザリングのデータ通信量が気になるなら「ASAHIネット WiMAX +5G」
テザリングは外出先で手軽にインターネットを利用できる便利な機能ですが、データ容量に上限があるプランでは、残量を気にしながら利用しなければならない場合があります。
特に、テレワークで毎日利用する方や、長時間の動画視聴に利用する方は、データ通信量やスマートフォンのバッテリー消費が負担になることも少なくありません。
そのような方には、ASAHIネット WiMAX +5Gがおすすめです。
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また、工事不要で利用を開始できるため、引越し直後のインターネット環境としても活躍します。持ち運びできるモバイルルータだけでなく、据え置き型のホームルータも選べるため、利用シーンに合わせて最適な端末を選択できます。
スマートフォンのテザリングだけではデータ容量や通信の安定性に不安を感じる方は、ASAHIネット WiMAX +5Gを検討してみてはいかがでしょうか。