光回線の乗り換え手順を解説!基本の流れと損をしない選び方
光回線は、多くの事業者がサービスを提供しており、最大通信速度や料金もさまざまです。
そのため、利用状況に応じて乗り換えを検討するケースも出てきます。
しかし、光回線の乗り換え手続きは、乗り換え先によって流れが異なることがあります。
手順を誤ると、インターネットが使えない期間が発生したり、違約金や工事費など余計な費用がかかる可能性もあるため注意が必要です。
光回線をスムーズに乗り換えるためにも、事前に正しい手順や注意点を確認しておきましょう。
光回線を乗り換える「基本的な流れ」
光回線を乗り換える際は、「新しい回線を契約してから、契約中の回線を解約する」という順番が基本です。
先に現在の回線を解約してしまうと、乗り換え先の開通工事が完了するまでの間、インターネットが使えない期間が生じてしまいます。
この空白期間を作らないためにも、必ず「契約してから解約する」の順番で手続きを進めましょう。
ここでは具体的な光回線を乗り換える流れと注意点を紹介します。
①現在契約している光回線の契約内容を確認する
光回線の乗り換えでは、現在契約している光回線の契約内容を確認することから始めましょう。
特に確認しておきたいのは、以下の項目です。
- 契約期間と更新月
- 解約時の違約金(契約解除料)の有無と金額
- レンタル機器の種類や返却方法
- 月額料金
上記を事前に把握しておくことで、解約時の追加費用や手続きのトラブルを防ぐことができます。
中でも注意したいのが、契約期間と違約金(契約解除料)の有無です。多くの光回線サービスには2年や3年の契約期間が設定されており、更新月以外に解約すると数千円〜1万円以上の違約金(契約解除料)が発生する場合があります。
乗り換え前にこれらの内容を確認し、できれば更新月に合わせて手続きを進めることで、余計な費用を抑えることができます。
契約内容は、事業者のマイページや契約書類、カスタマーサポートへの問い合わせで確認できるので、チェックしておきましょう。
②乗り換え先の光回線を申し込む
次に、乗り換え先として利用したい光回線サービスを選び、申し込みを行います。
申し込み時は、キャンペーンの適用条件や希望する工事日程を確認しておきましょう。また、本人確認書類など必要書類をあらかじめ準備しておくと、手続きをスムーズに進められます。
③契約している光回線を解約する
乗り換え先の回線が開通したことを確認したら、現在契約している光回線の解約手続きを行います。解約は、以下の窓口で受け付けていることが一般的です。
- 電話窓口:カスタマーサポートなど
- オンライン窓口:Webサイトのマイページなど
手続きの際は、解約希望日や解約月の料金が日割り計算になるかどうかを確認しておきましょう。サービスによっては日割りされず、解約月の料金が1カ月分請求される場合があるためです。
また、解約の申し出から実際の解約完了まで数日〜数週間かかることもあるため、余裕を持って手続きを進めるようにしましょう。
④開通工事・ルータの設定を行う
乗り換え先の回線が開通したら、ルータの接続設定を行いインターネットを利用できる状態にします。
乗り換え先の光回線によっては、開通工事が必要になります。開通工事では、工事業者が訪問して宅内へ光ファイバーの引き込みや終端装置(ONU)の設置を行います。工事には立ち合いが必要なため、日程は早めに調整しておきましょう。
工事が完了したら、プロバイダから送付されるID・パスワードなどの接続情報を使ってルータの設定を行います。事業者によってはルータのレンタルや設定サポートを提供しているため、設定に不安がある場合は利用するのもおすすめです。
⑤解約した光回線の機器を返却する
光回線を解約した後は、レンタルしていた機器(ONU・ルータ・光電話アダプタなど)を事業者へ返却する場合があります。
返却方法は事業者によって異なり、指定された宅配業者で送付する場合や、回収業者が自宅に引き取りに来るケースがあります。
返却期限を過ぎると、機器の未返却として費用を請求される場合があるため、返却方法と期限を必ず確認しておきましょう。
特に、引っ越しを機に光回線を乗り換える場合は、機器が荷物の中に紛れてしまい、返却を忘れてしまうケースもあります。引っ越し前後のタイミングで機器の保管場所を確認し、早めに返却手続きを行うようにしましょう。
光回線を乗り換える3つの方法
光回線の乗り換えには、現在の契約内容や乗り換え先によって以下の3つの方法があります。
- 1.転用
- 2.事業者変更
- 3.回線新設
それぞれ工事の有無や手続きの流れが異なるため、確認しておきましょう。
転用(フレッツ光から光コラボへの乗り換え)
転用は、NTTのフレッツ光を利用している人が、光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光・AsahiNet 光など)へ乗り換える手続きのことです。
フレッツ光と光コラボは、同じ回線を使っているため、回線設備はそのまま引き継がれます。新たな開通工事は基本的に必要ありません。
手続きの流れを簡単にまとめると、次の通りです。
- 1.NTT東日本またはNTT西日本で「転用承諾番号」を取得
- 2.乗り換え先の光コラボ事業者に申し込む
- 3.転用完了後、契約が光コラボ事業者へ一本化される
転用の手続きでは、最初にNTT東日本またはNTT西日本へ連絡し、「転用承諾番号」を取得します。この番号は発行日から15日間のみ有効のため、取得後は早めに乗り換え先の光コラボへ申し込みを行いましょう。
転用が完了すると、フレッツ光との契約は終了し、契約先は光コラボ事業者に一本化されます。月額料金の請求先も変更されるため、支払い方法の登録内容もあわせて確認しておきましょう。
事業者変更(光コラボ同士の乗り換え)
事業者変更は、光コラボ同士での乗り換えの際の手続きのことです。同じNTTの回線を使い続けるため、基本的に開通工事は不要で、現在の回線をそのまま利用したまま事業者だけを変更できます。
手続きの流れは次の通りです。
- 1.現在契約している光回線事業者に連絡し「事業者変更承諾番号」を取得
- 2.乗り換え先の光コラボに申し込む
- 3.申し込み時に「事業者変更承諾番号」を提出する
- 4.手続き完了後、契約が新しい事業者に切り替わる
事業者変更承諾番号の有効期限は発行日から15日間のため、取得後は早めに申し込みを行いましょう。
なお、事業者変更の手続きは、光コラボ同士の乗り換えのみに対応しています。NURO光・auひかりなどの独自回線へ乗り換える場合は利用できません。
その場合は、次に説明する「回線新設(新規契約)」の手続きが必要になります。
回線新設(新しい回線を契約する)
回線新設とは、現在利用している回線とは別に、新しく光回線を引き込んで契約する方法です。NURO光やauひかりなどの独自回線へ乗り換える場合は、この回線新設の手続きになり、開通工事が必要になります。
既存の回線設備を引き継ぐことができないため、光ファイバーの宅内引き込みなどの工事が行われます。手続きの流れは次の通りです。
- 1.乗り換え先の光回線に申し込む
- 2.開通工事の日程を調整
- 3.宅内工事を実施
- 4.回線開通後、現在の回線を解約
工事の日程は事業者のスケジュールや建物の状況によって異なり、申し込みから開通まで数週間〜1カ月以上かかる場合もあります。
また、集合住宅では建物のオーナーや管理会社の許可が必要になることもあるので注意しましょう。
光回線を乗り換えるときの注意点
光回線の乗り換えは手続きの流れさえ押さえれば難しくありませんが、事前に知っておかないと、余計なコストや手間が発生するポイントもあります。
違約金やキャンペーンの条件、建物の種類による制約など、乗り換えで損をしないために確認しておきたい注意点を解説します。
契約期間中の解約で違約金(契約解除料)が発生する場合がある
光回線は、契約期間内に解約すると、違約金(契約解除料)が発生する場合があります。光回線サービスの多くは2年・3年といった最低利用期間が設定されており、その期間内に解約すると数千円〜1万円以上が請求される可能性があります。
- 引用元:携帯電話ポータルサイト|総務省
一方、更新月(自動更新のタイミング)に解約すれば解除料が発生しないサービスがほとんどです。
また、近年は契約解除料がないサービスや、違約金なしで解約できる「縛りなし」プランも増えています。
乗り換えを検討する前に、現在の契約内容を確認し、更新月や解除料の金額を把握したうえでスケジュールを組むことが損をしない乗り換えのポイントです。
なお、光回線の乗り換えでは、違約金の負担を軽減できる「乗り換えキャンペーン」を実施している事業者も多くあります。キャンペーンを活用すれば、更新月を待たずに乗り換えても、実質的な負担を抑えられます。
月額基本料金だけでなく総額費用で比較する
光回線の乗り換えコストは、月額料金だけでなく総額で比較することが重要です。乗り換えには以下のような費用がかかります。
- 現在の回線の違約金
- 解約月の料金
- 機器返却にかかる送料
- 乗り換え先の初期費用
- 開通工事費
- プロバイダ料金
- ルータのレンタル料など
月額料金が安く見えても、工事費や初期費用が高額な場合、トータルコストでは割高になるケースも多いです。
そのため、これらの費用を算出し、乗り換え後の一定期間の総支払額と比較するとより正確な判断ができるでしょう。
ただし、時期によっては乗り換えキャンペーンのキャッシュバックや工事費無料などの特典もあるので、タイミングを見計らって比較するのもひとつの選択肢です。
回線の種類によっては開通工事が必要になる
乗り換え先の光回線の種類によっては、開通工事が必要になります。フレッツ光・光コラボ間の転用や事業者変更は工事不要ですが、独自回線への乗り換えは回線の新設工事が必要です。
工事には立ち合いが必要なため、日程調整の手間がかかる上、申し込みから工事完了まで時間がかかる場合があるため注意が必要です。
また、工事費用は事業者にもよりますが、以下が相場です。
戸建て:約20,000〜45,000円
集合住宅:約15,000〜45,000円
工事費は無料キャンペーンで対応されることも多いですが、適用条件をよく確認しておきましょう。
建物の種類で契約できるプランが異なる
光回線のプランは、戸建て住宅向けの「ホームタイプ」とマンションなどの集合住宅向けの「マンションタイプ」で異なります。
一般的に、マンションタイプの方が月額料金は安く設定されていますが、複数の住人で帯域を共有する構造上、ホームタイプと比べて最大通信速度が低くなる場合があります。
また、光回線の最大通信速度はベストエフォートであり、契約プランに記載されている最大値が常に出るわけではありません。ベストエフォートとは、通信事業者が最大限の速度を目標として提供する方式のことで、実際の通信速度を保証するものではないという意味です。
実際の速度は時間帯や建物の配線方式、利用人数などによって変動します。乗り換えを検討する際は、カタログスペックだけでなく、口コミサイトで実測値の評判も合わせて確認しておきましょう。
キャンペーンやキャッシュバックは適用条件を確認する
光回線の乗り換えでは、キャンペーンやキャッシュバックの適用条件を事前に確認しておくことが大切です。
キャッシュバックは申し込み後すぐに受け取れるわけではありません。早い場合は開通から1〜2カ月後に付与されることもありますが、サービスによっては6カ月〜1年後になる場合もあります。
また、受け取りには専用ページからの申請やメールでの手続きが必要な場合もあり、申請を忘れると受け取れないこともあります。
特定の代理店からの申し込みに限って適用されるキャンペーンや、一定期間の継続利用が条件になっている場合もあるので、漏れがないように確認が必要です。
お得に見える特典でも、条件を満たさなければ受け取れないため、申し込み前に公式サイトや申し込み窓口で詳細を確認しておきましょう。
「転用」や「事業者変更」は承諾番号が必要
「転用」や「事業者変更」で乗り換える場合は、現在契約している事業者から転用承諾番号または事業者変更承諾番号を取得する必要があります。承諾番号が発行されていないと、乗り換え先への申し込みを進めることができません。
また、それぞれの承諾番号には発行日から15日間の有効期限があるため、取得後は早めに申し込み手続きを完了させましょう。
光回線の乗り換えで「AsahiNet 光」が選ばれる理由
光回線の乗り換え先を検討している方には、「AsahiNet 光」も選択肢のひとつです。
AsahiNet 光はフレッツ光の回線設備を利用した光コラボで、フレッツ光からの転用や他の光コラボからの事業者変更による乗り換えであれば、基本的に開通工事なしで利用できます。
現在の回線設備をそのまま使えるため、手続きの負担が少なくスムーズに乗り換えやすい点が特徴です。
また、通信方式はIPv4 over IPv6(IPoE)に対応しており、従来のPPPoE接続と比べて混雑の影響を受けにくい仕組みになっています。
夜間など利用者が多い時間帯でも通信速度が低下しにくく、動画視聴やオンライン会議なども比較的安定して利用できるでしょう。
さらに、長年インターネット接続サービスを提供してきた実績があり、サポート体制が整っている点も安心材料です。
光回線の乗り換えを検討している方は、料金プランやキャンペーン内容を確認しながら、自分の利用環境に合うサービスかどうかをチェックしてみることをおすすめします。