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固定IPアドレスの設定を確認する3つの方法!通信トラブルの原因と対処法

固定IPアドレスとは、インターネット接続時に常に同じIPアドレスを利用できる仕組みです。主にVPN接続やリモートアクセス、サーバ運用など、特定の端末へのアクセスを許可する用途で利用されます。

一般的なインターネット回線で使われるのは、接続のたびにIPアドレスが変わる動的IPアドレスです。そのため、固定IPアドレスを利用する場合は、設定や契約内容を確認しておくことが大切です。

ここでは、現在利用している回線が固定IPアドレスか確認する方法をはじめ、通信できないときの対処法や固定IPアドレスを取得する方法を解説します。

固定IPアドレスを確認する前に知っておきたい基礎知識

IPアドレスとネットワーク通信のイメージ画像

PCやスマートフォンなどの端末をネットワークへ接続する際は、IPアドレスが割り当てられます。IPアドレスとは、ネットワーク上の機器を識別するための番号であり、住所のような役割を持っています。

IPアドレスには、大きく分けて「グローバルIPアドレス」「プライベートIPアドレス」の2種類があります。

項目 グローバルIPアドレス プライベートIPアドレス
役割 インターネット上で機器を識別する 家庭や社内ネットワーク内で機器を識別する
利用範囲 インターネット全体 家庭やオフィスなどのローカルネットワーク内
割り当て元 プロバイダ(ISP) ルータ
主な用途 Webサイトの閲覧、メール送受信、VPN接続など パソコン・スマートフォン・プリンターなどの機器管理
一意性 世界で重複しない 別のネットワーク内なら同じ番号を利用できる
固定IPの対象 ✕(一般的には対象外)

インターネットへ接続する際は、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの両方が利用されています。

例えば、自宅のWi-Fiにパソコンやスマートフォンを接続すると、各端末にはルータからプライベートIPアドレスが割り当てられます。そして、ルータ自体にはプロバイダからグローバルIPアドレスが割り当てられています。

つまり、家庭内や社内のネットワークではプライベートIPアドレスを利用し、インターネット上の通信ではグローバルIPアドレスを利用する仕組みです。

固定IPアドレスはグローバルIPアドレスを指すことが一般的

「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」のうち、一般的に固定IPアドレスを設定するのはグローバルIPアドレスです

グローバルIPアドレスは、インターネット上で通信を行うためのIPアドレスであり、VPN接続やリモートアクセス、サーバ運用などに関係するためです。

一方、プライベートIPアドレスは家庭や社内ネットワーク内で利用されるPCやスマートフォン、プリンターといった機器の識別に利用されます。プロバイダが提供する固定IPアドレスの契約や設定とは直接関係ありません

そのため、固定IPアドレスを確認する際は、グローバルIPアドレスを確認する必要があります。

なお、プライベートIPアドレスもNASやプリンター、監視カメラなどの機器管理を目的として固定することがあります。

【OS別】プライベートIPアドレスの確認方法

プライベートIPアドレスは固定IPアドレスの確認対象ではありませんが、ルータやVPNの設定、ネットワークトラブルの調査などで確認が必要になることがあります。

そのため、現在利用している端末にどのプライベートIPアドレスが割り当てられているのかを把握しておくことも大切です

ここでは、Windows・macOS・Android・iPhone(iOS)でプライベートIPアドレスを確認する方法を紹介します。

Windows

Windows 11の場合は、以下の手順でプライベートIPアドレスを確認できます。

  1. 1.「スタート」ボタンをクリック
  2. 2.「設定」を開く
  3. 3.「ネットワークとインターネット」を選択
  4. 4.利用中の「Wi-Fi」または「イーサネット」をクリック
  5. 5.「IPv4 アドレス」の項目を確認

表示される「IPv4 アドレス」が、端末に割り当てられているプライベートIPアドレスです。

また、コマンドプロンプトで「ipconfig」と入力しても確認できます。コマンドプロンプトではIPアドレスだけでなく、デフォルトゲートウェイやDNSサーバなどのネットワーク情報もあわせて確認可能です。

macOS

macOSでは、「システム設定」からプライベートIPアドレスを確認できます。

確認手順は以下のとおりです。

  1. 1.画面左上のAppleメニューをクリックする
  2. 2.「システム設定」を開く
  3. 3.「ネットワーク」を選択する
  4. 4.利用中のWi-FiまたはEthernetを選択する
  5. 5.「詳細」をクリックする
  6. 6.「TCP/IP」を開く
  7. 7.「IPアドレス」を確認する

表示されるIPアドレスが、Macに割り当てられているプライベートIPアドレスです。

また、ターミナルを利用できる場合は、コマンドから確認することも可能です。Wi-Fi接続の場合は「ipconfig getifaddr en0」と入力すると、現在のプライベートIPアドレスを確認できます。

Android

Androidでは、Wi-Fiの設定画面からプライベートIPアドレスを確認できます。

確認手順は以下のとおりです。

  1. 1.「設定」を開く
  2. 2.「接続」をタップ
  3. 3.接続中のWi-Fiネットワーク(SSID)を確認
  4. 4.右側の歯車マークをタップ
  5. 5.「さらに表示」をタップ
  6. 6.下にスクロールして「IPアドレス」を確認

表示されるIPアドレスが、Android端末に割り当てられているプライベートIPアドレスです。

なお、AndroidはメーカーやOSのバージョンによって画面表示やメニュー名が異なる場合があります。その場合は、Wi-Fiの詳細設定画面からIPアドレスを探してみてください。

iOS

iPhoneやiPadなどのiOS端末では、Wi-Fi設定画面からプライベートIPアドレスを確認できます。

確認手順は以下のとおりです。

  1. 1.「設定」を開く
  2. 2.「Wi-Fi」をタップする
  3. 3.接続中のWi-Fiネットワークの右側にある「ⓘ」アイコンをタップする
  4. 4.「IPアドレス」を確認する

表示されるIPアドレスが、iPhoneやiPadに割り当てられているプライベートIPアドレスです。

なお、iOSのバージョンによって画面のデザインが異なる場合がありますが、基本的にはWi-Fiの詳細画面から確認できます。

固定IPアドレスの設定を確認する3つの方法

ノートパソコンでVPN接続を利用する男性の画像

固定IPアドレスかどうかを判断するには、現在のグローバルIPアドレスを確認するだけでは不十分です。

グローバルIPアドレスは一時的に同じ値が割り当てられているだけの場合もあり、確認した時点のIPアドレスだけでは、固定IPアドレスか動的IPアドレスかを判断できないためです

ここでは、固定IPアドレスの設定を確認する3つの方法について解説します。

プロバイダの契約プランを確認する

固定IPアドレスを利用するためには、まずプロバイダの契約内容を確認しましょう。

一般的なインターネット回線では動的IPアドレスが利用されているため、固定IPアドレスを利用するには専用プランやオプション契約が必要になることがほとんどです。

契約がなければ、設定だけで固定IPアドレスを利用することはできません

そのため、契約書やマイページを確認し、固定IPアドレスのオプションが適用されていることを確認する必要があります。

時間を空けてIPアドレスに変化がないか調べる

固定IPアドレスかどうかを確認する方法のひとつが、現在のグローバルIPアドレスを記録し、時間を空けて再度確認することです。

一般的なインターネット回線では動的IPアドレスが利用されているため、時間の経過や回線の再接続をきっかけに、グローバルIPアドレスが変更されることがあります。

一方、固定IPアドレスを契約している場合は、時間が経過しても同じIPアドレスが維持されます。

確認する際は、IPアドレス確認サービスなどを利用して現在のグローバルIPアドレスを控えておき、数日後に再度確認してみましょう。同じIPアドレスが継続して割り当てられている場合は、固定IPアドレスである可能性があります。

ただし、動的IPアドレスでも長期間同じIPアドレスが維持される場合があるため、この方法だけで固定IPアドレスと断定することはできません。契約内容や他の確認方法とあわせて判断することが大切です。

ルータ再起動後のIPアドレスを比較する

固定IPアドレスの設定を確認する場合は、ルータを再起動した前後でグローバルIPアドレスに変化がないかを比較する方法もあります。

動的IPアドレスでは、ルータの再起動や回線の再接続によってプロバイダとの接続が切断され、新しいIPアドレスが割り当てられることがあります。そのため、再起動前後でIPアドレスが変わった場合は、動的IPアドレスである可能性が高いと考えられます。

確認する際は、IPアドレス確認サービスなどで現在のグローバルIPアドレスを控えたうえでルータを再起動し、再接続後のIPアドレスを確認しましょう。

なお、IPアドレスが変わらなかった場合でも、固定IPアドレスと断定できるわけではありません。動的IPアドレスでも、再接続時に同じIPアドレスが割り当てられることがあるためです。

ルータ再起動後の比較はあくまで目安として考え、プロバイダの契約内容や固定IPアドレスの設定状況もあわせて確認しましょう。

固定IPアドレスで通信できないときの対処法

パソコンの通信設定トラブルを表す画像

固定IPアドレスを契約していても、IPアドレスの設定ミスやアクセス許可設定、ルータやファイアウォールの設定が原因となっている場合があります。

そのため、通信トラブルが発生した際は、固定IPアドレスの契約状況だけでなく、関連するネットワーク設定もあわせて確認することが重要です。

ここでは、固定IPアドレスで通信できないときに確認したいポイントと対処法を解説します。

IPアドレスの設定内容を確認する

固定IPアドレスで通信できない場合は、まずIPアドレスの設定内容を確認しましょう。

固定IPアドレスを利用する環境では、IPアドレスだけでなく、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイ、DNSサーバなどの設定が必要になることがあります。これらの情報に誤りがあると、固定IPアドレスが正しく設定されていても通信できません

また、VPNやリモートアクセスの設定では、接続先として登録しているIPアドレスが誤っているケースもあります。固定IPアドレスを変更した場合や機器を入れ替えた場合は、設定内容が最新の情報になっているか確認しましょう。

特に手動でIPアドレスを設定している場合は、入力ミスが原因で通信トラブルが発生することも少なくありません。契約時に案内された情報や管理画面の設定内容を見直してみてください。

アクセス許可設定を見直す

固定IPアドレスを利用した通信では、アクセス許可設定が原因で接続できなくなることがあります。

例えば、VPNや社内システム、サーバなどでは、特定のIPアドレスからのアクセスのみを許可する「IPアドレス制限」が設定されている場合があります。この設定に誤りがあると、固定IPアドレスを利用していても接続できません。

また、固定IPアドレスを変更したにもかかわらず、接続先の許可リストが更新されていないケースもあります。特に複数の拠点やシステムを運用している場合は、すべての設定に最新のIPアドレスが反映されているか確認しましょう。

接続できない原因が特定できない場合は、一時的にアクセス制限を緩和したり、管理者へ設定内容を確認したりすることで、問題の切り分けがしやすくなります。

ルータやファイアウォールを確認する

固定IPアドレスが正しく設定されていても、ルータやファイアウォールの設定によって通信が遮断されることがあります。

例えば、ルータのポート開放設定が正しく行われていない場合、外部からVPNサーバやNAS、リモートデスクトップへ接続できません。また、ルータのセキュリティ機能によって特定の通信がブロックされているケースもあります。

Windows Defenderやセキュリティソフトが通信を制限している場合もあります。特に、新しいアプリケーションやソフトを導入した直後は、必要な通信が許可されているか確認しましょう。

ルータやファイアウォールの設定を変更する際は、セキュリティリスクが高まる可能性もあります。そのため、必要な通信のみを許可するよう設定し、変更後は接続テストを行うことをおすすめします。

固定IPアドレスの確認方法に関するよくある質問

FAQを確認しながら問題解決を行うイメージ画像

ここでは、固定IPアドレスの確認方法に関してよくある質問と回答を紹介します。

固定IPアドレスの仕組みや確認方法について疑問がある方は、参考にしてください。

IPアドレスを確認しただけで固定IPか判断できますか?

IPアドレスを確認しただけでは固定IPアドレスかどうかを判断できません。

動的IPアドレスでも、長期間同じIPアドレスが割り当てられることがあるためです。そのため、時間を空けてIPアドレスを確認したり、ルータを再起動したりして変化がないかを確認する必要があります。

より確実に判断したい場合は、プロバイダの契約内容を確認しましょう。
固定IPアドレスは、常に同じグローバルIPアドレスを利用できるサービスのため、通常はIPアドレスが変更されることはありません

ただし、プロバイダ側の設備変更やメンテナンス、契約内容の変更などによってIPアドレスが変更される場合があります。また、固定IPアドレスの契約が解除されているケースも考えられます。

固定IPアドレスが変わった場合は、契約内容やプロバイダからのお知らせを確認してみましょう。

固定IPアドレスは個人でも利用できますか?

固定IPアドレスは個人でも利用できます。

多くのプロバイダでは、個人向け回線に固定IPオプションを追加できるサービスを提供しています。

ただし、固定IPアドレスは通常のインターネット利用では必要になるケースが少なく、VPN接続やリモートアクセス、サーバ運用など特定の用途で利用されることが一般的です。

そのため、固定IPアドレスが必要な用途かどうかを確認したうえで導入を検討しましょう。

固定IPアドレスを導入するならAsahiNet 光

ネットワーク設定を確認する作業風景の画像

固定IPアドレスを取得したい方には、AsahiNet 光がおすすめです。

ASAHIネットでは、AsahiNet 光をはじめとする対象サービス向けに「固定IPアドレスオプション」を提供しており、月額1,980円(税込)で固定IPv4アドレスを取得できます。VPN接続やリモートアクセス、ネットワークカメラへの遠隔接続、IoT機器の操作など、固定IPアドレスが必要な用途に対応可能です。

AsahiNet 光を利用中であれば、固定IPアドレスオプションを申し込むだけで取得でき、新たに回線契約をし直す必要はありません。手続きもシンプルで、スムーズに固定IPアドレスの環境を構築できます。

また、AsahiNet 光を新規でご利用される場合は、あわせて固定IPアドレスオプションをご検討ください。

AsahiNet 光は、NTT東日本/西日本のフレッツ光回線を利用した光回線サービスです。IPv6接続にも標準対応しているため、日常的なWebサイトの閲覧や動画視聴、オンライン会議なども快適に利用できます。

光回線の契約と固定IPアドレスの取得をまとめて検討したい方は、AsahiNet 光と固定IPアドレスオプションをチェックしてみてください。

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