STN液晶( - えきしょう、Super-twisted nematic display)は
液晶ディスプレイの表示方式の一つで、
単純マトリクス方式を用いたものである。STN自体は
液晶のモードの一つであるが、一般には表示方式と理解されている。
STN液晶は、TFTを使ったアクティブマトリックス方式のTN
液晶と比較すると、
液晶自体はTNよりは高速応答であるものの単純マトリックスであるが故に画面の書換え速度が遅くなり動画の表示が難しく、また着色してしまうために補償用光学部品が必要というデメリットがある。しかしながら製造コストが安いというメリットがあるため、初期の
ゲームボーイの
液晶画面(モノクロ)や初期のカラー
液晶を搭載したゲーム機、
携帯電話、
ノートパソコンなどに用いられていた。2000年頃に
TFT液晶の価格が下落したため、それ以後は玩具などの
TFT液晶の特性を必要としない機器に使われている。