SIMカード(シムカード、Subscriber Identity Module Card)とは、
GSMや
W-CDMAなどの方式の
携帯電話で使われている電話番号を特定するための固有のID番号が記録された
ICカード。
W-CDMAなどの第三世代(
3G)
携帯電話用の
SIMカードは機能が拡張されており、
UIMカードないし
USIMカードと言うが、基本的に互換性があるため、特に区別せずに
SIMカードと呼ぶことが多い。
ボーダフォン(
Vodafone)のロゴはこの
SIMカードの形状がモチーフである。
概要
SIMカードには、
IMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれる固有の番号が付与されており、これと電話番号を結びつけることにより通信を可能とする。
SIMカードを抜き差しすることで、電話番号を他の
携帯電話機に移したり、ひとつの
携帯電話端末で複数の電話番号を切替えて使用したりすることができる。
ただし、
SIMカードは頻繁に抜き差しすることを想定したものではなく、抜き差しの前に確実に
SIMカードの電源を切るために、電話
端末の電源をオフにする必要がある。そのため、多くの電話
端末では、電池を取り外さないと
SIMカードの抜き差しができないような構造になっている。
SIMカードは単に書き換え不可能な個体IDを出力して、他の
システムが個体
認証を
行うだけであり、単体では何の
セキュリティ機能にもならないことに注意を要する。本来の
携帯電話加入者IDとしては予め通信会社と契約しているIDか交換機で照合されてから網の利用が許される。盗まれた
携帯電話に他人の
SIMカードを挿入されてもオフライン機能を含めて利用できないようにするには
端末と
SIMカード間の
認証が必要になる。クレジット等の機能を付け加えるごとに別の
システムと
認証が必要になる。かと言って細かなネットアプリケーションごとに別のサイトにIDをばら撒いては個人情報と同定されたときに危険であり、同一の
認証局が別機能サイトに個人
認証サービスを
行うべきである。
日本国内で入手できる
SIMカードは通常
キャリア(通信会社)からの貸与であり、解約の際には返却しなければならない。
ただし、プリペイド
SIMカードの場合は、最終使用時から一定期間(半年程度が多いが、ソフトバンク
モバイルのプリモバイルの場合、残高有効期限切れから360日以内にリチャージを
行わない場合は、自動解約扱いとなる)の後に失効して発信も着信も出来なくなるため、解約手続きは不要である。
SIMカードは、他の一般的な
ICカードと同じく、クレジットカードサイズで提供される。これは、昔の自動車電話などの
SIMカードソケットだったことの名残である。現在は小型化され、
ICチップの部分だけを切り離して使うようになっている。