OpenDocument

OpenDocument Format(ODF, OpenDocument Format for Office Applications)とは、XMLをベースとしたオフィススイート用のファイルフォーマットである。

構造化情報標準促進協会(OASIS)および、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議IEC)の合同技術委員会 ISO/IEC JTC 1/SC 34 によって、ISO/IEC 26300 として標準規格に認定されている。

概要

従来、オフィススイート・アプリケーションで作成したデータは、個々のベンダーがそれぞれ独自に開発したバイナリファイル形式であることが多かった。これらのファイル形式は互換性が低く、あるオフィススイート製品で作成したデータは、基本的に他のソフトウェアで使用することができず、また、同一のソフトウェアであっても、バージョンアップによってファイル形式が変更されると、表示したときの体裁が崩れるなどの問題があった。さらに、それらのファイル形式は基本的に仕様が公開されていないため、第三者が相互変換のためのツールを作成するなどの対策は不可能ではないが、困難であった。

このことは、新規にオフィススイート製品を選択する際に、互換性を確保するためには既に広く使われている製品を選択せざるを得ない状況を生むため、営業戦略において効果的であった。実際、オフィススイート製品の分野においてMicrosoft Officeの独占に近い状態をもたらした一因ともなっている。

このように、特定ベンダによって独占されたファイルフォーマットに依存することは、コンピュータの環境が変わると過去のドキュメントの参照や編集ができなくなるなど、知的資産としてのドキュメントの存在意義を低下させるものでもあった。例えば、Microsoft Officeで作成したファイルは、未来永劫にわたってMicrosoft Officeを使用し続けられる保証がない以上、やがて活用することが困難になる状況も想定される。そのため、特定ベンダに独占されないオープンなファイルフォーマット(オープンフォーマット)の要求がおきた。

また、Microsoft Officeが提供されていないOSLinuxなど)の普及に伴い、Microsoft Officeとデータを交換できるオフィススイート向けファイル形式も必要とされていた。

これらの影響をうけて、オフィススイート共通のドキュメントファイルフォーマットを策定しようという動きが起こり、特定のベンダーに依存しないオフィススイートのためのファイル形式としてODFOpenDocument Format)が策定されたのである。ODFは、OASISによる標準認定を経て、現在はISO標準にもなっている。

もっとも、これに対抗してマイクロソフトMicrosoft Office 2007の標準ファイル形式として策定したXMLベースのファイル形式を、「Office Open XML」(OOXML)としてECMAに提出、ECMAによる標準認定を得た。マイクロソフトはさらにECMAを通じて、OOXMLを迅速にISO標準として認める様、ISOに働きかけを行い、2008年4月にはISOとIECの合同技術委員会 ISO/IEC JTC 1の副委員会SC 34において、ISO/IEC 29500として標準化された。現在、ODFOOXML相互運用性について注目が集まっているが、マイクロソフトは、2009年には「2007 Office system Service Pack 2 (SP2)」で正式にODF文書の読み込み、保存に対応する予定であることを明言している。なお、Office Open XML FormatはWord、Excel、PowerPointのみが対象である。

OpenDocument」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2009年7月28日15時(日本時間)現在での最新版を取得。

「OpenDocument」トップに戻る



2010年プロバイダー【顧客満足度】NO.1 トリプル受賞  ASAHIネット

入会・お問い合わせダイヤル
0120-030-275
携帯電話/PHS/IP電話などからは
03-3569-3526

10:00~19:00(土日祝~17:00)

書面での申し込みはこちら
資料請求

このページのトップヘ