(訳注: 現在のところ Next-Generation Secure Computing Base の正式な日本語訳はありません)
次世代セキュアコンピューティングベース (Next-Generation Secure Computing Base,
NGSCB) とは、
マイクロソフト社によって設計された
ソフトウェアアーキテクチャである。以前は「
Palladium」という名前で知られていた。この
アーキテクチャは将来の
Microsoft Windows オペレーティングシステム上で、
ハードウェアによる
デジタル著作権管理 (Trusted Computing 構想) を実現するためのものであると見られている。
NGSCB は
マイクロソフトによる Trustworthy Computing 戦略の一環であり、
マイクロソフト社の発表によれば、これはユーザに対する
セキュリティとプライバシーを向上させることが目的とされている http://www.microsoft
.com/resources/ngscb/default.mspx。しかしこれに反対する人々は、この方法では現在のコンピュータにおける
セキュリティ問題をほとんど解決できないばかりか、ベンダーロックインの可能性を増し、
IT 市場における競争を阻害すると主張している。
NGSCB では Trusted Computing Group (TCG) 参加企業が設計した
ハードウェア技術を用いることになっている。これはさまざまな
セキュリティ機能を
ハードウェア上で実現するもので、そこには高速乱数生成や、セキュアな暗号
コプロセッサ、そして (コンピュータの所有者にさえ) 非常に開帳が困難なやりかたで
暗号鍵をマシン上に格納する機能などが含まれている。3番目の機能により、
NGSCB 対応のコンピュータでは
ネットワークを介したハード-ソフト間の attestation (そのコンピュータが特定の
ソフトウェアを走らせていると証明すること) が可能になる。反対派の人々がおもに批判しているのはこの部分に対してである http://www.linuxjournal
.com/article/7055。いくつかの
パソコンメーカーはこのような Trusted Platform Module
チップを搭載した機種を発売している (Dell OptiPlex GX620 など http://www1.us.dell
.com/content/learnmore/learnmore.aspx?c=us&l=en&s=gen&~id=desktop_security&~line=desktops&~mode=popup&~series=optix&~tab=topic)。