IBM(アイビーエム、正式社名: International Business Machines Corporation、NYSE:
IBM) は、コンピュータ関連の製品およびサービスを提供する企業である。本社はアメリカ合衆国ニューヨーク州アーモンクに所在する。
なお日本法人は、日本における
IBMを参照。
略歴
- 1911年6月15日 - 3社の合併によって、 The Computing-Tabulating-Recording Company (C-T-R) 設立。
- 1914年 - NCRのセールス部門を統括していたT・J・ワトソン・シニアが初代社長に就任(同社ではこの年を創立の年としている)。
- 1924年2月14日 - International Business Machines Corporation(IBM) に改称。
- 1974年 - 東京証券取引所外国株市場に上場(コード: 6680)
- 1991年3月27日 - タイプライター事業部門をレックスマーク・インターナショナル・インコーポレイテッド(Lexmark International, Inc.)としてスピンオフ。
- 1998年12月 - IBMグローバルネットワーク(IGN)部門をAT&Tに売却。AT&Tグローバル・サービスを設立。
- 2002年10月1日 - 米 PricewaterhouseCoopers よりコンサルティング部門を買収。本格的なサービス事業の強化を図る。
- 2002年12月31日 - ハードディスクドライブ事業部門を日本の株式会社日立製作所に売却。
- 2003年1月1日 - 同事業部門及び日立のHDD部門を統合した日立グローバルストレージテクノロジーズが発足。
- 2004年12月8日 - パーソナルコンピュータ事業部門 (Personal Computing Division) を中国の聯想集団有限公司 (Lenovo Group Limited、レノボ)に売却すると発表。
- 売却価格は6億ドルで、2005年3月に対米外国投資委員会が承認したことで2005年5月に取引が成立した。IBMはLenovoに19%出資し、Lenovoはニューヨーク州に本部を移転して経営陣にIBMの役員も迎えた。Lenovoは5年間、IBMの商標を使用する権利を有する。結果としてIBMの最も成功した製品のひとつであるThinkPadシリーズを引き継ぐこととなった。その後Lenovoの業績が買収前と比べて良くなって来た為に2008年の北京オリンピックを前にIBMの商標使用を廃止した。
- 2005年2月7日 - 東京証券取引所の外国株市場廃止に伴い、同取引所第一部に指定。同年5月6日、上場維持費用などを考慮して自主的に上場廃止。廃止となっても株式保有者は米国本社の株主であり、扱いは何ら変わらない。
- 2006年1月25日 - 周辺機器部門のひとつである法人向けプリンター事業を日本の株式会社リコーに売却することを発表。3年を掛けてプリンター事業から撤退する予定。
- 2009年4月 - SaaSタイプのクラウドコンピューティングであるLotusLiveをサービス開始。
主な企業買収
なお2009年3月18日
IBMがサン・マイクロシステムズの買収を交渉中と報道されたが交渉は打ち切られ
オラクルが買収することとなった 。
- 詳細はList of mergers and acquisitions by IBMも参照。
概要
事業内容は主に企業向けコンピュータ関連の
ハードウェア、
ソフトウェアの製造・開発・販売・保守と、サービスおよびコンサルティングの提供である。売上比率は、
ハードウェア2割、
ソフトウェア2割、サービスおよびコンサルティングが6割ほどである。
米国に本社を置くが、各国に現地法人を設立し、世界規模で活動を
行う多国籍企業(グローバル企業)でもあり、170か国に事業展開し、世界で8箇所の基礎研究所、24箇所の製造施設を持つ。現在は世界規模の連携・統合を更に強化したGIEへの変革を進めている。
コンピュータ産業の黎明期から携わり、現在ではコンピュータ関連屈指の大企業に成長した。コンピュータ界で
マイクロソフト社と並んで業界を牽引するリーダー(巨人とも)と呼ばれ、コンピュータ業界で最も影響力がある企業の一つと言われる。
特に
メインフレーム市場は世界的には
IBMがほぼ独占状態である。また現在主流の
パーソナルコンピュータは
PC/AT互換機であり、
IBM PCがベースとなった。商用初の
オペレーティングシステム、ハードディスク、
フロッピーディスク、
RISCプロセッサ、
SQL言語などは
IBMが開発したとされる。
高収益と豊富な資金力を背景に基礎科学の研究にも力をいれ、ワトソン研究所やチューリッヒ研究所からはノーベル賞受賞者を輩出している。1993年~2008年の16年間、米国での特許取得件数は連続トップとなった。
アメリカ東海岸を代表する企業とされ、保守的な社風で初期はブルースーツのみであった事、後には製品やロゴの色から本国アメリカでは「Big Blue」の愛称で呼ばれている。これに由来して
IBMのプロジェクトには「Blue」を冠するものが多く、広告などのイメージカラーになっている。
IBMは、一時期自身の
ウェブサイトで Planet Wide Company との表現を使っていた。World Wide ではなく、Planet Wide というところに
IBMの自負が見られると言う人もいる。2008年11月6日からのコーポレート・ブランド・ビジョンはSmarter Planetである。