DDX-TP(Digital Data eXchange Telephone Packet)は
NTTコミュニケーションズが提供する
パケット通信サービス。正式名称は「第2種
パケット交換サービス」。
元々は1985年に当時の
NTTがサービスを開始。
NTTでは同種のサービスとして、旧電電公社時代の1980年より「
DDX-P」の名称で
X.25規格ベースの
パケット通信サービスを提供していたが、
DDX-Pではサービスの利用に専用回線を引く必要があったのに対し、
DDX-TPでは一般の固定電話回線からサービスを利用できるようになったのが大きな違いである。通信速度は最高4800
bps(ただし4800
bpsではJUST-
PC方式による
半二重通信となるため、実効レートとしては約半分になる)。
当初はいわゆるホームトレードなどへの利用が想定されており、実際に
ファミリーコンピュータから株取引が
行えるようにする「
ファミコントレード」用に
DDX-TP対応の
モデムなども発売されていたが、通信速度が低速であったことなどから当時はほとんど普及に至らなかった。1990年に
ISDNベースの「
INS-P」サービス(
DDX-P網とも相互通信が可能だった)がスタートすると、
INS-Pの方が通信速度が速く利用料金にも大差がなかったことから、急速に
INS-Pに取って代わられた。
当時
KDDが提供していた国際
パケット通信網サービス「VENUS-P」(1982年4月サービス開始)とも接続しており、VENUS-P経由で海外との通信を
行うことも可能だったが、
DDX-TP経由でVENUS-Pを利用できるサービスは1998年に廃止された(その後VENUS-P自体も2006年3月末でサービスを終了している)。
1999年の
NTT分割時に
NTTコミュニケーションズにサービスが
継承されている。現在はほとんど使われていないが、一部銀行の
ホームバンキングサービスなどでは現在もサービスの利用に
DDX-TPの契約を必要とするものがある。
尚、2009年3月31日をもって新規申込み受付は終了した。