ハードウェア () とは、ある
システムの物理的な構成要素、および物理的構成要素の集合体のこと。日本語で一般に言う機械。あるいは装置、設備。略記として「ハード」「H/W」等。
本来、英語では金物・雑貨を表す言葉であり、コンピュータの学会、業界において、コンピュータ
システムを動かす、
演算装置等、無形の動作指令系である
ソフトウェアと、計算機装置などの物体そのものとに切り分けて語る為に生まれてきた。「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」という有名な川柳の「箱」の部分が
ハードウェアに相当する。
後に、コンピュータに限らずより大きな
システム、たとえば空港などの施設、企業、都市、国家などの機能を持った集団に対しても同様の切り分けを行い、運用規則、サービス、法などを
ソフトウェア、用品、設備、建物などを
ハードウェアと看做して対比する用法も発生し、用いられている。
コンピュータの
ハードウェアは、デジタル回路なども含めたコンピュータの物理的部分であり、その上で実
行される
ソフトウェアと区別される。コンピュータの
ハードウェアは、
ソフトウェアやデータに比較するとそれほど頻繁に変更されることはない。逆に言えば、
ソフトウェアは頻繁に生成・変更・削除されるために soft(柔らかい)と称されている。
ファームウェアは
ソフトウェアの特殊形態であり、ほとんど変更されることがないため
ROMなどに格納される(また、firm = 「堅い」と称されるのも、そのためである)。
多くのコンピュータ・
ハードウェアは一般人の目に触れることがない。というのも、そのほとんどが自動車、電子レンジや
CDプレイヤーなどの家電製品、心電図計などの各種医療機器(ME機器)などの様々な機器内に
組み込みシステムとして存在しているからである。実際、
パーソナルコンピュータの
CPUとして使われている
マイクロプロセッサは、全
マイクロプロセッサ生産数のほんのわずか(2002年で、約0.2%)にすぎない。