パーティションテーブル

パーティション(Partition)とは「仕切り」、「分割」あるいは「仕切ること」。また「分割された部分」のこと。転じて以下のような意味で使われる。
  1. 部屋の仕切り、衝立、間仕切り。あるいは、仕切られた空間を指す。
  2. 紋章学においては、紋章の背後にあるフィールドの分割について指す。→パーティション (紋章学)
  3. ハードディスクを論理的に分割すること。あるいは、ハードディスクを分割した部分を指す。以下では、この用例について解説する。
  4. コンピュータシステム全体を論理的あるいは物理的に分割して使用すること。あるいはその分割した部分を指す。
  5. データベースを分割した部分を指す。⇒分割 (データベース)

コンピュータのハードディスクのパーティション(Partition)とは、ハードディスクの記憶領域を論理的に分割すること、あるいは分割された個々の領域を指す。パーティションを作成することをパーティショニング(Partitioning)とも言う。

ディスクパーティショニングは基本的な技術であり、論理ボリュームマネージャに発展したと見ることもできる。

概要

UNIX
UNIXの場合、論理ボリュームマネージャを使用した仮想パーティションと実際に物理ディスクを区切る一般的なパーティションがある。

物理パーティション
まずディスクの一般パーティション管理情報は、ディスクの先頭領域にVTOC情報として記載される。この情報は、SVR4系においてはprtvtocコマンドにて第2パーティションを示すスペシャルファイル名指定で表示することが可能。また、fmthardコマンドにてこの情報を取り込むことも可能である。

この情報は、パーティション番号とスタートシリンダ番号とエンドシリンダ番号、書き込み読み込みモードといった情報が記録されており、直接、ディスクハードウェア構成に依存する情報となっている。UNIX系のパーティション管理はディスクの価格が高く、容量の限られた時代の管理方式を色濃く残しており、1ディスクに7パーティションだけ作成できるものであった。

一般にパーティション設定は以下のようなものが多い。という設定がわれる。

UNIXの場合、PC及びPC上のUNIXライクなOSと異なり、IPL(初期プログラムローダ)が/root配下などに置かれるvmunix(仮想メモリ実装したUNIXという意味)カーネルロードし、メモリに展開する。

PCにおけるLinuxなどのUNIXライクなOSでの一般的なパーティション分割も、UNIX実装に近い設定をする事が多い。特に以下の配置において、その名残を色濃く残している。
Linuxパーティション設定(一般的対応)
  • /boot
  • /(root)
  • swap
  • その他/home、/tmp、/usr、/var、/opt
などの順番にパーティションを割り付ける。


UNIXの物理パーティションの特性
UNIX系OSという括りで考えると、これはひとつのファイルシステムが壊れても、残りのデータ(他のファイルシステム)が影響を受けないのでデータ損失を最小化できるからである。細かくパーティション分割する欠点としては、例えばユーザーが /home パーティションを使い切った場合に他のパーティションには余裕があるのに処理を続できなくなることがあげられる。そのため、各パーティションに必要なサイズを事前によく予測することが重要となり、これは困難な場合もある。デスクトップシステムでは一般に "/" (root)でスワップパーティション以外の全体をひとつのパーティションとしていることが多い。デスクトップシステムであっても/homeを別パーティションにしておくと再インストール(あるいは別のLinuxディストリビューションへの乗り換え)が簡単になる。


仮想パーティション(論理ボリューム)
論理ボリュームマネージャを使用した場合、1つのボリュームグループ(VG)に物理ディスク(PV又はPE)を登録し、論理ボリューム(LV)という仮想パーティションを定義する事ができる。また、この仮想パーティションは動的に拡張/縮退が可能であり、運用上、システムの停止をする事無く、対応することができる。

Microsoft Windows
Windowsでの一般的なパーティション構成は、1つのパーティション、いわゆる C: ドライブである。そこにOSもプログラムもデータも全て格納する。しかし、パーティション(あるいはドライブ)を複数用意して、OS用のひとつのパーティション以外をアプリケーション等に割り当てるのが望ましい。可能ならば、ページングファイルのための別個のパーティションを用意して、これをOSとは異なるディスクドライブに置くべきである。OSをCドライブ以外に置くようなパーティション構成も不可能ではなく、トロイの木馬が固定のパス名でファイルアクセスしようとする場合に有効な場合もある。

Windows 2000や、Windows XPWindows NTOSでは、論理ディスクマネージャを用いて NTFS 上の任意のフォルダに別のパーティションマウントすることが出来る。たとえば、ユーザーのホームディレクトリである「My Documents」フォルダに、別のパーティションマウントしたりすることが出来る。

パーティションテーブル」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2009年7月28日15時(日本時間)現在での最新版を取得。

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