パッチ- (patch)
- つぎあて、あて布のこと。
- (1.1より)コンピュータのプログラムの一部分を更新してバグの修正や機能変更を行うためのデータのこと。本項で後述。
- 録音スタジオ、映像編集スタジオにおいて専用の端子板(パッチパネル)を用いてシステムの結線を一時的に変更すること。
- 冬などにはく股引のこと。ぱっち。
パッチ(patch)とは、コンピュータにおいてプログラムの一部分を更新して
バグの修正や機能変更を
行なうためのデータのこと。「修正プログラム」、「
アップデートプログラム」と呼ばれることもある。実際に変更を施す際は「
パッチを当てる」「
パッチを適用する」などという。同名の
UNIXコマンドpatchのことも指す。
コンピュータネットワークがまだ低速だった時代、プログラムの一部を変更するために全体を再度
ダウンロードすることは非常に効率が悪かった。そこで部分的な変更を施すために必要な部分のみを
差分データとして抽出し配布する
パッチ形式が慣習となった。プログラム全体を
ダウンロードすれば何時間も要するが、必要部分だけであれば数分程度で
ダウンロードを完了することができる。これは前述のとおり
ネットワークがまだまだ低速であったことのほか、常時接続
環境がまだ普及しておらず、
ダウンロード時間が長時間に及ぶことで回線使用料がかさむのを避けるという面においても有用であった。なお、
差分の抽出やそれを使用してのプログラム更新には専用の
ソフトウェアを必要とする。また手動で更新を
行う際には元のプログラムの
バージョンを確認し、専用の
パッチを適用しなければ不具合を生じる場合がある。
現在では、
ネットワークの
ブロードバンド化そして常時接続
環境の普及に伴い、数十
メガバイト単位の
コンパイル済みアプリケーションであっても更新時にはその全体を再度
ダウンロードする形態が多くなっている。しかし商用ソフトや
OSの
バグ修正、
オープンソースの
ソフトウェアで変更点をポストする際には依然として
パッチが利用される。また主に
UNIXコミュニティで、個々の
環境に合わせて
ソースコードを調整するような場合も
パッチ形式が一般的である。