シェアウェア(Shareware) とは、無償で使用可能であるが、継続使用する場合には対価を求める、
ソフトウェアの
ライセンス形態のことである。元々は「開発費をユーザーで分担する」という意である。
用語としては、無料で継続使用できるフリーウェアや、使用そのものに対価が必要なパッケージ
ソフトウェアや
ダウンロード販売の
ソフトウェアと区別するために用いられる。普段は
体験版や再生専用版として動作し、制限を解除することでまったく異なる
バージョン(異なる製品)として動作するものはキーウェアと呼ばれる。対価が任意である
ドネーションウェアとの区別は曖昧である。
個人の趣味によるものから、企業の営利によるものまで、その目的や規模は多岐に渡る。
概要
シェアウェアは、対価が支払われるまで機能制限が施されるものと、そうでないものに2分できる。機能制限にも、まったく利便性のない
体験版程度のものもあれば、通常使用には遜色のない程度のものもある。よくある機能制限には、次のようなものがある。
- 保存や印刷などのデータ出力が使用不能になっている
- 表示や印刷などの生成物に透かし文字などが強制的に上書きされる
- 一定の使用期間または起動回数を超えると使用不能になる
- 一部の利便性の高い機能が使用不能になっている
- 未払いである旨のメッセージを表示し、待ち時間を要求する
制限の解除方法にはパスワードが多く用いられ、解除方法の通知には
電子メールが多く用いられる。ときに、制限の解除方法がユーザに見破られたり、パスワードが流通してしまう場合があり、こうした不正な制限解除のことを
クラッキング(しばしばkracking)と呼び、不正な制限解除が施された
ソフトウェアのことを
Warezと呼ぶ。
ユーザには対価としてしばしば金銭が求められる。支払方法には現金やクレジットカード、振込などのほか、図書券やビール券などの金券での支払いを受け付けているものもある。また、利益目的ではない絵葉書を求めるポストカードウェアや
電子メールを求める
メールウェアなども存在し、対価を義務とするものから、任意とするもの、商用利用や教育目的などの条件によって変わるものもある。また、ベクターやiREGi、Kagiといった、料金支払いのための仲介業者も存在し、決済方法の充実、手間の軽減、クレジットカードなどの信用情報を直接相手方に通知しないことによる信頼性の向上などから、広く利用されている。
配布には主に
インターネットや
パソコン通信などの
ネットワークが用いられ、2次配布が許諾されている場合には、雑誌付録やオンライン
ソフトウェア集などの媒体への収録や、個人間の
複製配布が
行われることもある。